鶏割烹まことやでは、鶏の刺身は提供しない!
 
その理由は食虫毒であります。
鶏には、カンピロバクター菌がいます。
 
カンピロバクターというのは少量でも食中毒になりやすいのです。
 
焼き鳥屋でも刺身を売りにしているお店は多いですね。
「新鮮だから大丈夫」という人がいますが、
新鮮な鶏ほどカンピロバクターはたくさんいるのです。
 
食中毒というのは苦しいものです。
 
僕たちは食で人を楽しませるのが仕事です。
 
そんな飲食店の人たちが、お客さんを不健康にしてどうする!
 
そう思うんです。
それだけではないんです。
 
カンピロバクター食中毒なった人の何割かの人は、
ギランバレー症候群を発症する可能性もあります。
 
僕の妻の知り合いが二人ギランバレー症候群になっていたようです。
 
その人たちも鶏の刺身が大好きだったようです。
 
ギランバレー症候群を発症してしまうと、体の力がなくなり
歩けなくなり、体も動かなくなり呼吸困難になり
手遅れになれば死に至ることもある。
 
運よく助かったとしても、手足は不自由で生活に支障をきたすのです。
 
リハビリして10年くらい経っても、まだ影響があるという。
 
そんなことも知らずに、焼き鳥屋で鶏の刺身を提供しているのはどうかと思いますね。
 
法律では決められてないけど、保健所からは
「絶対に鶏の刺身は出さないで下さい」と
厳しく言われています。
 
そうは言っても気をつけていても焼きがあまくて、
ミスを犯すことはあるかもしれません。
 
だからこそ細心の注意をはらって焼きます。
 
たまに「生が食べれない人は来ないで下さい」なんて注意書きをしているお店もあるようですが、最悪です。
 
「表面だけ炙ればいい」とか「何分以内に食べればいい」
と言うものでもないんです。
 
焼き鳥屋さんは特に食中毒に対する知識をもってほしいものです。